今年もハロウィンの時期がやってきましたね。
我が家ではクリスマスより張り切ってしまっているような気がします。
しかし日本では実は何のお祭りかは、意外と知られていません。
子供たちがいる私たちは、その意味を知っておいて損はないと思います。
今年、日本のハロウィンはいつなのか、その由来と意味についてご紹介いたします。
Contents
ハロウィンはいつ?
日本でのハロウィンは毎年変わらず10月31日と決まっています。
今年2016年は10月31日は月曜日となりますので、前日の30日(日)にする人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、ハロウィンが盛り上がる2大テーマパークでは、すでに9月からハロウィンイベントが開催されています。
・東京ディズニーランド・ディズニーシー:2016年9月9日(金)~10月31日(月)
・ユニバーサルスタジオジャパン(USJ):2016年9月10日(土)~11月6日(日)
この時期は気候も良いため混雑していますが、運動会の振替休日などに行かれる方も多いのでは。
ご近所さんとばったり会う、なんてこともあるようですね。
色とりどりの秋色のディスプレイと共に楽しく、そしてちょっと怖いイベントがたくさんありますので、ぜひ参加してみてくださいね。
ハロウィンの本来の由来と意味
実はハロウィンは大切な日の前日、つまりクリスマスイブや大みそかと同じなのです。
ではその由来と理由をみていきましょう。
アメリカ版お盆!前日のお祭り
毎年11月1日にカトリック教会が諸聖人の日として、すべての聖人と殉教者を祝う習慣がありました。
その前日のお祝いがハロウィンで、アメリカではれっきとした祝日となっています。
あの世とこの世の境が無くなり、死者の魂が現世に戻ってくると考えられるところは、日本のお盆に考え方が良く似ています。
カボチャのランタンは日本でいうと、盆灯篭や盆提灯と同じ、と言ったところでしょうか。
その時に悪霊や魔物もやってくると考え、悪霊を祓う祭りが行われるようになりました。
子供たちに言うなら、お盆と一緒のように、アメリカではこの日に亡くなった人を思い出すんだよ、と話してあげるといいかもしれません。
自分の目の前にいない、亡くなった方々を思い出すいい機会ですので、ぜひ話してみてくださいね。
収穫祭で感謝の気持ちを
また、収穫を祝う、という一面もあります。
パーティなどの食事の際に収穫祭でもあることを話し、子供たちと一緒に食べ物に感謝する、それも食育のひとつです。
楽しい行事の中で身に着いたものは案外覚えているもの。
ぜひお子さんと一緒に楽しんで、本来の意味や由来もお話されてみてはいかがでしょうか。
テーマパークが原点
きっかけはやはりあのテーマパーク
日本にハロウィンという名が広がったのがいつ?となると、やはり1997年のディズニーランドでのイベントがきっかけです。
2000年からは仮装を取り入れたイベントが始まり、徐々に仮装やコスプレが楽しい、という考えが浸透していきました。
また、ユニバーサルスタジオジャパンでも、開園された翌年の2002年から、イベントが開催されています。
しかし最初に取り入れたのは実はディズニーランドではありません。
幻のテーマパークが原点
本格的なハロウィンイベントを行ったのは、1992年東京・二子玉川ナムコ・ワンダーエッグが最初とされています。
元々5年間の期間限定として始まったテーマパークだったのですが、3年延長され、2000年に惜しまれつつ閉園しました。
西村知美さんが結婚式を挙げたほど、その当時、有名な場所でした。
ハロウィンイベントは開園した1992年から閉園まで毎年開催され、たくさん来場者でにぎわいました。
そのためか、今やディズニーファミリーの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の映画公開記念のハロウィンイベントもこちらで行われていたほど。
今では信じられない出来事で、驚きですよね。
そこからさかのぼること約10年、実は1983年10月には原宿キディランドでハロウィンパレードが行われました。
キティちゃんも参加していましたが普及には至らなかったようです。
ハロウィンといえばディズニーランドやUSJだと思っていたので、かなり意外な気がします。
編集後記
今回改めてハロウィンがいつなのか、由来や意味など全然知らなかったことに気づきました。
いつなのかについては、日にちが固定だと知ったのはここ2、3年のような気がします。
残念ながら日本では祝日ではありませんが。
家族でもお友達でも身近な人と、食べ物と亡くなった方々に感謝する、一味違ったハロウィンもお試しください。