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イクメンの育児休暇!メリットとデメリットは?

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最近、男性芸能人が育児休暇を取得して話題になる事が増えましたよね。

育児をする理想の男性として、イクメン、イクメンと取り沙汰されています。

何をしているのかと言えば、着替えから寝かしつけまで母親の代わりに育児業をこなし専業主夫になっているのです。

一般の方の経験談でも、母親が半年の育児休暇を終えた後に父親がバトンタッチして育児に専念しているというお話がたくさん。

休暇の長さは数日から数ヶ月まで様々。男の人がそんなに休んで大丈夫?と思われた方、この考え方はもう古いのかもしれません。男性の育児休暇についてご紹介します。

イクメンとは?

2010年の流行語大賞でトップテン入り!

イクメンとはイケメンをもじった造語で、育児を楽しみ積極的に参加する事で成長する男性、また将来そうありたいと願う男性のことを指します。

当時の長妻昭厚生労働大臣が、イクメンという言葉を流行らせたいと国会で発言した事で一気に浸透し、2010年のユーキャン新語・流行語大賞でトップテン入りを果たし、育児や女性雑誌などでも数多くのイクメン特集記事が組まれ大きく注目されました。

男性が育児に参加する事を国が応援しています

国会でのイクメン発言は少子化をストップしたいという狙いがあります。

少子化が進めば人口が減り続け今の年金制度などが破綻する恐れも。

この問題解決には女性の出産意欲を高め、また仕事も続けられる環境を整える事が重要です。

その為にはパートナーである男性の協力が必要ですよね。厚生労働省では男性の育児参加を応援するイクメンプロジェクトを立ち上げ、男性も育児休暇を取る事を応援しています。

子供を作ったのが夫婦なら育児も夫婦で行うもの

育児休暇なんて女性がとるものでしょ?と思われている方がまだまだ多いのが現実。

その固定観念が世のお母さん達の負担を大きくしている事に早く気づいて欲しいものです。

法律で「労働者は1歳に満たない子供を養育するための休業を取得できる」と定められており、これは子供の親が対象なので男性もその権利があるのです。

男性の育児休暇のデメリット

しかし、実際に自分の夫が取得するとなったらどうでしょう?次に男性の育児休暇のデメリットについてお話します。

会社に男性の育児休暇実績が無い

2015年の育児休暇取得率は女性が81.5%・男性は2.65%でした。

この数字を見ても男性の育児休暇が多くの会社で前例がない事が想像できます。

毎日帰りも遅く、休日返上で出勤する事もあるお父さん達。

育児休暇をとりたいと相談する事自体切り出しにくいのが現状です。

国は2020年には育児休暇の取得率13%を目標にしています。この数字を実現化するための今後の動きに期待です

周囲の理解を得るのが難しい

1人抜けるとその分の仕事を他の誰かがフォローしなくてはなりません。

育児自体は応援してくれる仕事仲間でも、休暇という形を取られると戸惑う人も多いようです。

休みに入る1年前ほどから会社に相談し自分の仕事を引き継ぐ準備を進める必要があります。

また、働いて会社に貢献するべきだという考え方の上司であればハードルはさらに高くなります。

自分のキャリアや復帰後の立場が心配

取得する休暇の長さにもよりますが会社を離れる事でキャリアが失われるのではないか、戻る場所はあるのか、といった不安がつきまといます。

法律では育児休暇を取得するものに対して解雇・不利益な対応をする事は禁止されているので、復帰後については会社と細かい内容まで話し合っておく事が大切でしょう。

男性の育児休暇のメリット

1度しかない赤ちゃんの頃の休暇はかけがえのない経験になるもの。
次に男性の育児休暇のメリットについてお話します。

子供の成長を見る事が出来る

0歳児の子供の成長は目を見張るものがあります。

小さくてふにゃふにゃだった体は、首が座り、腰が座り、布団の上を自由に転がれるぐらいにしっかりしていきます。

声を出して笑ったり手を叩いたり、1歳までは毎日が初めてのオンパレードです。

何をしても泣き止まなくて困り果てる事もあるかもしれませんが、この時期に育児に参加する事で父になった喜びを大いに味わう事が出来るでしょう。

子育てに自信が持てる

子供と2人きりだとどんなに泣かれようとお世話を投げ出す事は出来ません。

抱っこしたり、おむつを替えてみたり、ミルクを飲ませたりと色々チャレンジする事になるでしょう。

そのうち不思議と泣いている理由が分かってきます。

筆者の夫は育児休暇は無かったものの子育てには意欲的に参加をしてくれ寝かしつけは私よりも上手でした。それが夫の自信となり、今でも子供とよく2人で出掛けています。

産後の夫婦関係を良くするチャンス

子供が乳児期の頃に男性が育児に参加したかどうかで夫婦の今後が決まると言われています。

近年0〜2歳児の子供がいる家庭の離婚率がもっとも多く、夫婦がどうあるべきかを考える時期である事を証明しています。

多くの女性は男性にもっと子育てに参加して欲しいと望んでいます。産後は子育ての基礎体力を一緒に身につける事が出来る貴重な時です。

手を繋いでスキップできるような老後を目指して夫婦の絆も深めたいですね。

育児休暇中のお金はどうなる?


ここまでで内面に関係する事ばかりでしたが経済的な事も気になりますよね。

会社の取り決めによりますが、働かない期間は無給又は減額となります。

その場合、雇用保険から育児休業給付が支給され最高で月額のお給料の67%が支給されることになっています。

お金は生活の基盤となります。大黒柱が家庭に入るわけですから、使えるものは使わせて頂いてしっかり休暇の計画を夫婦で話し合いましょう。

夫婦で同じ目標を持つ事は家族として強く結ばれる良い機会です。

編集後記

男性の育児休暇取得が広がり家事育児を夫婦で協力し合うことで、女性の家庭での負担が減り女性の就業率や子供の出生率も少しづつ右肩上がりに上昇が見込まれます。

また、子供をお腹に宿した時から生まれる母性に対して、男性が子供を持ったことを自覚するには時間を要するもの。

育児休暇は父親としての責任をより強くするための時間にもなるでしょう。

家族計画を夫婦で話し合い、育児休暇をうまく使って大変な赤ちゃん時代を2人で乗り越えていきたいですね。

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