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コウノドリで小栗旬が夫役!妻か子か命の選択~男が父になる瞬間

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涙腺がどうかしてしまったのでは、と思うほど、何度見ても、予告を見ても、特集記事を読んでも、ウルウルするのは私だけでしょうか。
今回のコウノドリは小栗旬さん演じる夫役、永井浩之を中心に話が進んでいきます。
もうすぐ、パパになることを心待ちにし、仕事に張り切る男性を襲う、答えのない究極の命の選択。
交通事故に巻き込まれた、臨月間近の妊婦とお腹の子供のどちらか、妻か子か、命の選択がテーマです。

誰にでも起こりうること

過酷な告知

「いざという時にこっちが動けないから。」
現実を突きつけた鴻鳥サクラ(綾野剛さん)は、研修医の下屋加江(松岡茉優さん)にさらりと言ってのけました。
妻が厳しい状態だと説明を受けたばかりの夫に、お腹の子供のエコーを見せ、もしものときの命の選択への心構えをするように促したのです。

さっき、電話で元気な声を聞いたばかりなのに、2つの命の危険が目の前にある、それだけでも受け止めきれないことなのに。
これは酷なんじゃないか、無神経なのではないか、と私も思いました。

医者だって人間

サクラも、救命救急医加瀬(平山祐介さん)も、目の前の命を救いたい気持ちは同じです。
救命医は母(川村ゆきえさん)の状況を考え、分娩は、脳の腫れがひどくなり、脳ヘルニアを起こし、心停止になるかも、と意見します。
一方、瀕死の状態でも、母体は胎盤から酸素や栄養を送り続け、元気生まれる準備をする胎児を助けたい、と産科医が考えるのも分かります。

このドラマのすごいところは、一つ一つのセリフが伏線となって、結びついているということ。
今回も、様態の急変を迎えた時に、サクラの言葉の真意が浮かび上がってきます。
この告知があったからこそ、いざという時に浩之は、即座に決断することが出来たのです。

生まれ来る子供のために

時間との戦い

晴美が心停止となり、救急医があと4分、いや3分と言いながら、心臓マッサージをしていました。
AEDの説明を受けたことがある方は、聞いたことがあるかもしれませんが。
心臓マッサージは2人以上いたら、疲れる前、2分ぐらいをめやすに交代するのが良いとされています。
それほど、大変な作業を加瀬医師は1人でやり続けていた、ということです。

その一方、カイザー(帝王切開)が行われ、医者も、母体も、赤ちゃんも皆が必死に命を守ろうとしていました。
そして赤ちゃんが生まれ、背中をさすると産声を上げ、安堵する周囲。
「お母さん、赤ちゃんも頑張りましたよ、おめでとうございます」
助産師の小松(吉田羊さん)がお産を終えた母の胸に抱かせるシーンで涙が止まらなくなりました。

母親へのと軽蔑と敬意

「こんなに頑張った妊婦、放って行けるか、最後まで付き合わせろ」
いつも冷静な四宮(星野源さん)が、傷口をふさぐ処置をし続けたのは意外でした。
彼が喫煙が止められない妊婦に厳しいこと、人気がなくなるほ妊婦に厳しいのは、こういう考えだからなのかもしれません。
命に対して不誠実、自分と赤ちゃんを苦しめている人に厳しくするのは、本当に優しい人の証拠かもしれません。

しかし前置胎盤の妊婦(虻川美穂子さん)の件に対し冷酷なのは、彼の過去と何か関係があるのかもしれませんね。
妊婦に直接冷淡な態度を見せたわけではないものの、サクラに対する苛立ちからくるのか、こちらも目が離せません。

父になるために

浩之は立派だったと思います。
あの状況の出産に立ち会って、倒れかったのですから。
亡くなった晴美の傍らで、我が子を慣れない手つきで抱く彼は、まだまだ父の顔ではありませんでした。

ただ、生きててほしかった、と不安になった時、晴美の声が届くシーン...。
正直、このシーンだけは、この晴美の天の声(!)がどこから湧いて出たのか、疑問でした。
私は、浩之自身が今回の妻と子の命の選択、そして残った妻との思い出、心待ちにしていた時の晴美の言葉など。
必死で思い返し、納得しようとしている状況なのでは、と受け取りました。

自分の命より大切なものの存在に気づいた瞬間だと思います。

一か月後、病院を子供と共に訪れた浩之は前をしっかり見据え、笑顔を見せます。
「この子が生まれてきてよかったと思えるように、育てます」
その顔は穏やかな、父親の顔でした。

今回のコウノドリは、和やかな部分助産師の小松(吉田羊さん)の歓迎会の部分だけでしたね。
しかし父となった小栗旬さんの演技がすがすがしく、そこまで涙は残りませんでした。
サクラの苦悩の部分をピアノが癒す部分も見受けられ、少しずつ彼自身の謎も解き明かされていくのでは、と思います。
小栗旬さんが演じる役が、ただの妊婦の旦那から、父親の顔になる移り変わりが見事で、やはり素晴らしい俳優さんだな、と思いました。
この姿を、親であるなしに関係なく、世の男性の方に一度は見てもらいたい、と切に願います。

編集後記

先週のエンディングから、どうなるのだろう、と心待ちにする気持ちと、不安な気持ちと半々で見ていたのですが。
悲しい場面も多かったのに、スッキリした気分なのは、この父親なら大丈夫、と思える表情だったからでしょうか。
小栗さんが普通のサラリーマン役を演じるのに最初は違和感がありましたが、素晴らしかったのです。
次回は大きなテーマの風疹について、厚生労働省とタイアップしている作品なので、心待ちにしたいと思います。

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