男の子を育てているママたちは口をそろえて「男の子は大変」と言いますが、いったいどんなことが大変なのでしょう?
性別に関係なく子育て自体が大変ですが、今回は特に大変と言われる男の子の子育てで、親がどんなことに悩んでいるのかをまとめてみました。
男の子を子育て中のママやパパはもちろん、これから男の子を育てたいと思っている方にも参考になると思います。
男の子の特徴
男の子の子育てが大変な理由の一つに『性別の違い』があります。
パパからすると男の子は分かりやすくて、育てやすいと感じる方もいるかも知れません。
しかし、子育てに長く関わるママは性別が違うことで『男の子』のことが理解できない時があります。
男の子は危ないことや乱暴なことが好きだったり、ママにカッコイイ所を見せたかったり、「すごい!」と言われたかったりと心配するママのことなどお構いなしに行動します。
でもとっても優しくて甘えん坊なのも男の子の特徴です。
また、男の子の特徴として『一度に色んなことをする』のは苦手です。
言われたことはやりますが、そこから想像を膨らませて行動することが出来ません。
例えば玄関で「くつ揃えて置いてね」と言うと、女の子はその場にあるくつ全部を並べますが、男の子は自分くつだけを揃えるのです。
わざとではなく、的確に指示されたことを守っているのです。
言葉に『全部』と付けないと伝わらないのも男女の違いなのです。
乱暴なことが好き
男の子は叩いたり蹴ったりする遊びが大好きです。
特に戦いごっこやヒーロー遊びをする時には、「パーンチ!」「キーック」と激しく遊びます。
そのため怪我も多く、他の子に怪我をさせてしまうこともあります。
こんな時ママはどうすれば乱暴なことを止めてくれるか悩むことが多いのです。
危ないことはしっかりと注意しなくてはいけませんが、ある程度のやんちゃな遊びは大目に見てあげましょう。
小さい頃から本能で強くなりたかったり、強いものに憧れを抱いています。
戦隊者のヒーローが人気なのも強くてかっこよくて正義の味方だからです。
ママとしてはお友達に乱暴するのは困ってしまいますが、子供の根底にある気持ちに気が付くと言葉のかけ方も変わってきます。
とにかく甘えん坊
男の子が小さいうちはとっても甘えん坊です。
ママが大好き過ぎて心配になる方もいますが、大好きな気持ちを表現してくれるのも今の時期だけです。
思春期になり成長すると自然と親と距離を取るようになり、自立していきます。
この頃は少し寂しさを感じてしまいますが、子供が自立するためと割り切ってママはグッと我慢です。
甘えさせてあげることは自尊心を育てます。自分は大切な存在なんだと自覚するのです。
しかし一つだけ注意が必要です。
『甘えさせること』と『甘やかす』ことは区別をしなくてはいけません。
甘えさせることは「出来ないことを手助けしてあげること」で甘やかすことは「出来るのにしてあげること」です。自分で出来ることはどんどんやらせましょう。
意外と傷つきやすい
男の子は意外と傷付きやすい一面を持っています。
何気なく言った一言で深く傷付く事もあります。
そういう意味ではとても繊細な心を持っていると言えます。
強がっていたり悪口を言っていても、陰では後悔して泣いていたり許してもらえないと思って落ち込んでいたりします。
男の子なので弱い面をなかなか見せてはくれないかも知れませんが、男の子にはこういう一面があるのだと思っているだけでも、様子が変な時に気付いてあげることができます。
一番近くで成長を見守っているママやパパなら、子供の気持ちの変化にすぐに気付けるはずです。
編集後記
男の子の子育ては、女性のママには理解できないこともたくさんあります。
でも、男の子の特徴を知り自分の子供にも当てはまることがあれば、どう対処すればよいのかヒントを見つけることが出来ます。
男の子も女の子もマニュアル通りにいかないのが子育てで、全てが当てはまることなどありません。
でもこのように男の子を育てる中で『悩み』は必ず付いてきます。この悩みに対してどう対処するかが一番肝心なことなのです。
男の子を育てる親が悩みがちなことをご紹介しましたが、これからの子育ての参考にしてみて下さい。