大阪のキタの中心街、梅田にある商店街の中に、日ごろから参拝客が絶えない小さな神社。
本当の名前は露天神社（つゆのてんじんしゃ）ですが、お初天神の名で親しまれています。
最近は縁結びと美人祈願、そして学業にご利益があると女の方がたくさん訪れるようになりました。
初詣客は約3万人、大阪初詣の穴場、お初天神をご紹介いたします。
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お初天神のご利益
露天神社と言われても．．．
たぶん、露天神社と言われて、ピンと来る方は少ないのではないでしょうか。
それほど、お初天神という名前は広く知れ渡っており、この神社がある商店街の名前も、曽根崎お初天神通り商店街と名付けられています。
曽根崎心中ゆかりの地
商店街の入り口に大きく描かれた着物の女性、その人こそ、お初さんです。
若い男女が露天神社の境内で心中した事実を基に近松門左衛門が描いた曽根崎心中。
その作品は大ヒットし、多くの人がその舞台となった露天神社を訪れたことから、ヒロインの名前にちなんでお初天神、と呼ばれるようになりました。
美人祈願できるお札は必須！
最初の写真を見てびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが。
こちらの絵馬、日本髪の女の方の顔が描かれていますが、最初はのっぺらぼう状態です。
「心も姿も美しい人になれますよう」に、と描かれた絵馬に自由に顔を書いて奉納します。
この際、新年一番に美人祈願して、ママになってもキレイでいるよう頑張ります！と神様に誓ってしまいましょう。
もちろんお子さんが女の子なら、時間をかけて、しっかりメイクした、カワイイ顔を描きそうですね。
学業もしっかり祈願
お初天神、といいながら、登場人物が祀られているわけではないので．．．。
実は菅原道真公が祭神となっているので、学業成就や合格祈願の方も多く訪れます。
また、15競技のスポーツをモチーフにしたチャームが付いたスポーツお守りも人気です。
学業とスポーツの両立もお願いできそうですね。
お初天神のアクセスは？
徒歩圏内の駅
〇地下鉄御堂筋線 梅田駅 ホワイティ梅田H58出口から 徒歩約2～3分
〇阪急電鉄 梅田駅 3階南口から徒歩約12～3分
〇阪神電鉄 梅田駅 東改札口から 徒歩約5分
〇JR 大阪駅 御堂筋南口から徒歩約10分
〇JR 東西線 北新地駅 東改札口を出て、右方向に進み御堂筋連絡口か、11-41出口から徒歩5分
〇地下鉄谷町線 東梅田駅 4・6・7の出口徒歩5分か、ホワイティ梅田H58出口から 徒歩約2～3分
〇地下鉄四ツ橋線 西梅田駅 7－A出口または7－B出口を出て御堂筋方面へ
地下から行くなら、ホワイティ梅田のH58の階段を上がると曽根崎警察前に出ます。
そこからお初天神通り商店街に入り口まで1分かからないので、そこから入り、5分ほどまっすぐ進む道が一番分かりやすいと思います。
一番いいのは道行く人に聞くこと！
梅田は道が分かりにくく、道を聞かれることはしょっちゅうあります。
大阪の人はみんな親切ですので、時間がないなどでない限りは、とても親切に教えてくれます。
お初天神で分からなければ、曽根崎警察はどこですか？と聞けば、丁寧に教えてくれると思いますので、迷ったら人に聞きましょう！
美味しいお店を探そう！
お初天神通り商店街自体、お店というよりは飲食店が多い、特に居酒屋さんが多い場所ですが、最近、昼から営業しているお店も増えています。
1月1日は閑散としているかもしれませんが．．．駅前の百貨店の初売りが始まる2日からは、お昼営業のお店も多くなります。
大阪といえばお好み焼き！やはりそうでしょう！
商店街だけで全国チェーンの「鶴橋風月」「千房」、地元のお店「ゆかり」、小さなカウンターのお店「本とん平」と4店舗もあります。
大阪のお店はお店の人が焼いてくれるところがほとんどです。
ここは店員さんにおまかせして、美味しいお好み焼きを楽しんでくださいね！
編集後記
今回のお初天神、規模としては小さい神社で、初詣客が殺到して入場規制、という話は聞こえてきません。
しかしそのインパクトは大きく、地域に根付いている、愛されている神社だな、と思います。
激変する大阪梅田近辺で、ある意味とても大阪らしい場所だと思いますので、ぜひ、初詣にお出かけになってくださいね。