通知カードが12月まで配達がずれ込みなど、話題には事欠かないマイナンバー制度。
親としては、一生変わらない数字が子供たちにも与えられたわけですから、将来的な広がりを考えると気になることばかりです。
まずは通知カードを受け取り申請したあと最初に行う、個人番号カード受け取りの際の本人確認について、みていきましょう。
Contents
個人番号カード受け取りの本人確認
持ち物
・交付通知書(はがき) 交付場所を知らせるハガキ
・通知カード 最初に送られてきた封書に入っていた切り取り線で切り取れるカード
・住民基本台帳カード 持っている人のみ
本人確認書類
運転免許証、パスポート、写真付き住基カードなど、写真付きの身分証明書であれば、1種類の書類で確認が出来ます。
写真付き身分証明書がない場合は、健康保険証、年金手帳、通帳などが2種類必要になります。
社員証や学生証は写真付きでないと認められない場合があるので、気を付けましょう。
子供の本人確認は
お子さん本人と交付場所に行かれた場合は、大人と本人確認書類は同じ条件になります。
子供の書類としては、健康保険証、母子手帳、子供医療費受給資格証などが使えるのでは、とマイナンバーフリーダイヤルの担当の方はおっしゃっていました。
お子さん本人がいない場合、子供が15歳未満の場合、同一世帯で親子関係である場合は大丈夫なのですが。
一定条件で戸籍謄本など、親子関係を証明する書類の提出を求められる場合があります。
本籍地と住所が異なる場合や、世帯が別な場合は、戸籍謄本が必要になりますので、ご確認ください。
ちなみに旦那さんの分を代理でもらう場合は、交付通知書(はがき)の委任状欄に署名等してもらえば、OKのようです。
では次にマイナンバーを実際に使う時、通知カードや個人番号カードを使って本人確認をする時の条件をみてみましょう。
マイナンバーを使う時の本人確認
これからマイナンバーの12ケタの数字をさまざまな書類に記入したり、掲示することになりますよね。
そこで私たちは2つの確認作業で本人確認されることになります。
1 マイナンバーが正しい番号であるという番号確認
2 提出する人がマイナンバーの持ち主であるという身元確認
数字だけではなりすましなど、不正の可能性があるので、この2つの確認で防ぐということです。
個人番号カードを使う場合
こちらは顔写真もあり、番号もカードに印字されていますので、個人番号カードのみで本人確認が出来ます。
こちらはとても便利ですが、原本を持っていく必要があるので、紛失などには気を付けなければなりません。
通知カードを使う場合
通知カードだけでは番号確認のみしかできません。
運転免許証など顔写真付き身分証明書で、身元確認が必要となります。
顔写真付き身分証明書がなければ、健康保険証、年金手帳など2種類が必要になります。
通知カードの他にマイナンバーが記載された住民票を使うことも出来ます。
こちらは通知カード同様の身元確認のための身分証明書が別に必要です。
扶養家族としての本人確認
なお、年末調整など、会社などへの書類で扶養家族としてお子さんのマイナンバーを記入する場面がこれから出てきます。
こちらは提出した本人が、利用目的の通知や扶養家族の本人確認を行うということになるので、子供を会社に連れていく必要などはありませんのでご安心を。
編集後記
本当なら不正や詐欺、犯罪行為がなくなれば一番いいのですが。
マイナンバーが始まった途端詐欺が横行し始めている現状を考えると、本人確認が大切ですね。
そうなると個人番号カードを申請した方が楽ではありますが、紛失したら、と考えると怖い気もします。
ご家庭にマイナンバーが届いたら、一度、どのようにしていくか、家族で話し合われてみてはいかがでしょうか。