新たな命を授かった喜びを感じながらも、身体と同時に心の状態もどんどん変化してくる妊娠期間。
突然感じる憂鬱や不安、腰痛、便秘、むくみ、頻尿、めまいなど様々なマイナートラブルに見舞われることもありますよね。
そのような悩みをお持ちの方、妊娠中の運動不足やストレスを解消されたい方、リラックスされたい方にマタニティヨガをおススメします。
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マタニティヨガとは
インナーマッスルを鍛えることを目的とした通常のヨガとは違い、ストレッチを中心に筋肉をほぐし、呼吸法を行うなどリラックスすることに重点を置いている有酸素運動です。
医師の許可があれば13~14週頃から出産直前まで、妊娠週数などに合ったヨガを行う事ができます。
骨盤周りをほぐし、バランスを整えることなどにより、妊娠期間中におこりやすいマイナートラブルをケアすることができ、お腹の中の赤ちゃんを思いながら瞑想することで、繋がりを強く感じ、心と体の変化を前向きに受け入れていくきっかけにもなるのです。
ゆったりとした時間の中で自分自身と赤ちゃんに向き合う時間をくれるのが、マタニティヨガなのです。
マタニティヨガにはどんな効果がある?
マイナートラブルをケアしてくれる他、骨盤周りがほぐれることでお腹が柔らかくなり、赤ちゃんのいる子宮環境がよくなります。
また、通常のヨガと同様に心身のバランスを整え、自分本来の力や魅力を発揮できるようになる効果もあるようです。
分娩時にヨガの呼吸法を実践して出産が楽になった、という声もあります。
何よりも、赤ちゃんを意識しながら行うことでコミュニケーションをとることができ、赤ちゃんとの絆を深めていけることが嬉しいですよね。
マタニティヨガはどこでできる?
マタニティヨガは、スタジオでレッスンを受けることもできますし、自宅で本やDVDを見ながら行うこともできます。
スタジオのメリット
・レッスン前に必ず体調の確認を行うので安心
・初めてヨガを行う方も、インストラクターがいるので正しい動きができる
・妊娠週数に合わせたレッスンを受けることができる
・同じ悩みの方や出産日が近い方などと情報交換できる
自宅のメリット
・外出したくない日もできる
・家事の合間など、自分のペースでできる
・自分好みのよりリラックスできる環境の中で行える
・月の満ち欠けなどに合わせて行うヨガなど、自分に合ったマタニティヨガを選べる
マタニティヨガの注意点は?
始める前に必ず医師に確認する
妊娠期間中は常に体調が変化しているため、検診のたびに医師の許可を得ながら行う必要があります。
許可が出ていても、貧血気味の時は控え、途中でお腹が張ってくるなど体調が悪化した場合にはすぐに中断しましょう。
スタジオによっては、医師だけではなく、ご家族の同意も必要としているところがあります。
妊娠初期は避ける
妊娠初期は赤ちゃんの状態が未発達なので行わないようにしましょう。
たとえつわりが軽くてできそうに思えても、赤ちゃんやご自身の体に負担をかけてしまう可能性があるので、安定期に入ってから始めてください。
体を締め付けない、ゆったりとした服装で行う
自宅で行う場合には、普段使いもできるマタニティルームウェアがおススメです。
滑りやすいので気をつける
ヨガマットの代わりにタオルなどを使用する場合には、特に立って行うポーズのときには、タオルなどの上で行わないようにしてください。
靴下も脱いで裸足で行ってくださいね。
空腹時、落ち着いているときにする
食前・食後の2時間、入浴直後の体温が高い時は行わないようにしましょう。
空腹時、落ち着いているときに行うほうが良いようです。
編集後記
妊娠期間中はお母さんの体だけではなく心も赤ちゃんと繋がっていますので、お母さんがリラックスし、ストレスなく過ごしていることが赤ちゃんのためにもなります。
今まで運動してこなかった方でも簡単にできる動きばかりですので、気軽に始められてみてはいかがでしょうか?
マタニティヨガを行う事で、妊娠することで起きる様々な変化を前向きに受け止めることができ、赤ちゃんとの新たな生活を心待ちにしながら、快適なマタニティライフを送れるようになるかもしれません。