4月といえば入学の季節ですが、初めての学校生活は親も色々と心配なところがあります。
準備万端で入学式を迎えても、「本当に大丈夫かなあ」と不安は尽きないものです。
忘れ物や提出物、学校の勉強に登下校も子供に対して「大丈夫かな」と悩んでしまうこともありますよね。
そこで、小学校1年生に入学するお子さんを持つ親御さんが悩みがちな8つの項目をピックアップしてみました。
これから直面するかもしれない方や現在お悩み中の方まで、解決や予習の参考にして下さい。
Contents
小学校に入学したら・・・
小学校に入学すると、今まで親が手を貸してきたことを一人でやれるように練習することになります。
保育園や幼稚園ではたくさんいた担任の先生も、数十人の生徒に対して1人しかいません。
もちろん副担任や学年主任などはいますが、普段に生活・学習においては担任の先生とのお付き合いが多くなります。
1対1の会話ではなく、1対20~40人くらいの感覚です。学校では給食の配膳や教室の掃除なども自分達で行います。
このように、集団生活を通して学んでいくのが学校です。
勉強面でも一人の生徒に付っきりで見てくれるわけではありません。
そのため親は家で子供のフォローをしてあげたり、話を聞いたり、出来ないことを練習する手助けをする必要があります。
小学生の親が悩みがちなこと8選
登下校ひとりでできる?
入学して一番初めに直面する悩み事の一つに、『登下校』があります。
1年生になる前には一人で外に出たことがない子も中にはいます。
登下校の道路の横断や寄り道など心配になることはたくさんありますが、入学前と入学後の数日間は学校の近くまで付き添いをお願いされることがあります。
子供が一人でちゃんと学校に行けるかどうか、確信を持てるまでは付き添って登下校させたり、後ろから離れて歩き見守ってあげたりする必要があります。
勉強は家でも教える?
子供の勉強は分からないところは教えてあげる必要がありますが、基本的に『家庭学習』の習慣付けをすれば大丈夫です。
毎日30分でも1時間でもいいので時間を決めて学習させることです。
高学年になると必然的に家庭学習が必要になります。そのための習慣付けを低学年のうちに付けておきます。
友達と上手く付き合えるか心配
集団生活をする上で重要なのが『他者とのかかわり方』です。
親としてはお友達をたくさん作って、明るく楽しく毎日を過ごしてもらいたいと願いますが、子供同士でも合う合わないは存在します。
仲の良い子や苦手な子は必ずいますが、「それが学校」と受け入れて子供のクラスでの役割や立場に、親の理想は押し付けないようにしてあげましょう。
いじめられたらどうしよう
未だに無くなる事のない『いじめ』ですが、低学年でももちろん発生します。
低学年のうちはいじめている方も『いじめ』という認識はしていないかも知れません。
しかし集団で一人を責め立てたり、一方的な暴力は間違いなく『いじめ』になります。
叩いた叩かれたなどは多くありますが、お子さんからは状況をよく聞いて、分からなければ直接担任に問い合わせてみましょう。
また、逆に自分の子が他の子をいじめたりしていないか把握するためにも、日常会話や学校での出来事を話すよう、子供とコミュニケーションを取ると良いでしょう。
PTA役員って何するの?
最近話題になっているPTAですが、加入は義務ではなく任意となっています。
しかし加入しない人の方が圧倒的に少ないので、特別に加入の可否を伺う書面を発行したりはしていません。
主な活動としては、学校行事の手伝いやベルマークの集計、学校周辺の花壇の整備や学年広報誌の発行などです。
この他には親子レクリエーションを企画したりと、それぞれ分担で行います。
役員になると1年間は忙しく活動がありますが、6年間のうちの1年間と思って一度は引き受けてみましょう。
ママ友が出来たり、先生や学校ともコミュニケーションが取りやすくなるのは事実です。
スマホや携帯は持たせるべき?
最近では小学生からスマホや携帯を持たせるようにしている家庭も多く、これに伴いネットでのトラブルやSNS、犯罪被害などに巻き込まれるケースが増加しています。
子供は使い方は分かっても、仕組みや危険さなどは分かりません。
持たせる場合は親が管理し預けっぱなしにしないことや、ネットが出来るならフィルタリングをかけること、新規契約については使用者が未成年の場合フィルタリングをかけることが義務になりました。
契約の際きちんと申請して設定してもらいましょう。
担任の先生との相性
担任の先生との相性も親としては気になってしまいます。
どんな先生なのかを知る方法として、新年度すぐに行われる家庭訪問や、数ヶ月に一回行われる参観日後の懇談の中でも直接お話を聞くことが出来ます。
子供から聞いた話や気になることがあれば遠慮なく聞くようにしましょう。
子供が先生に叱られた時など、お互いに真意が伝わらないこともあります。そんな時は間に入って先生の気持ちを子供に伝えたり、子供の気持ちを先生に伝えたりと橋渡し役をしてあげましょう。
学校での生活態度
『学級崩壊』と言う言葉を聞いた事があると思います。
先生の言うことを全く聞かず、授業中に立って歩いたり教室から出て行ったり、生活態度が著しく低下し勉強どころではなくなる状態の学級のことをこう呼びます。
こうなる前に親が出来ることは、自分の子供が他の子に迷惑をかけていないか、生活態度が悪くなっていないか、など学校での様子を把握しておく必要があります。
もしも学級崩壊しているクラスの一員だったら、積極的に学校へ行き教師と連携を取りながら勉強できる環境作りに力を貸すことです。
編集後記
子供の小学校入学は、嬉しくもあり不安でもありと言った複雑な心境ですが子供は集団なら出来ることがあります。
一人では自信が無くて出来なかったことも、周りがやっていると真似したりしながら出来るようになっていきます。しかし、悪いことに関しても同じことが起こります。
子供が学校生活を有意義に過ごせるかどうか、家庭での親の役割が試されます。
子供とコミュニケーションを取りながら学校と連携取っていけば、親自身の悩みも解消していけるはずです。