まだまだ雪の便りが届く中、桜が花を咲かせる地域があります。
伊豆半島の東に位置する、静岡県の河津町です。
といっても一般的なソメイヨシノの早咲きではなく、河津桜という桜が一足も二足も早く、花を咲かせます。
そこから少し離れたところに、つるし雛の発祥地となった稲取町が近く、お花見と一緒に楽しむ方が多いようです。
河津桜まつりの見頃と吊るし雛についてみていきましょう。
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河津桜まつりはいつ?見頃は?
期間は約1か月!
2016年の河津まつりは2016年2月10日(水)~3月10日(木)に行われます。
長いな、と思われたかもしれませんが、河津桜は一度咲くと、長い期間楽しめるのが特徴です。
見頃の判断が難しい
早い時は1月の初め、遅い時は2月中旬から咲くこともあるほど、河津桜の予想は難しいようですが。
地元の新聞などによると、今年は例年より1週間ほど開花が早まると予想され、満開は2月23~29日と予想されています。
ただ、ここにきて、突然の雪など、天気が不安定なので、少し遅くなってきたのだそう。
1月30日現在、メイン会場はつぼみ、河津桜の原木付近が1分咲きと言ったところです。
河津桜は満開より、6~8分咲きあたりが勢いがあってキレイなのだそうです。
河津桜まつりのHPで随時情報が更新されていますので、そちらをまめにチェックしてくださいね。
桜祭りの見所
毎日出店が並んでいる
桜まつりというと、週末だけ屋台が出ることが多いと思いますが、こちらは毎日出店が出ているようです。
静岡B級グルメの富士宮やきそば、静岡おでん、三島コロッケ等のほか、地元の名産やグルメが軒を並べます。
的屋さんが並ぶ感じも雰囲気があっていいですが、地元の方が出しているなら、美味しいものが揃っている予感。
桜餅が入った桜しるこ、掛川茶、サンマ寿司や干物、ミカンやワサビ漬けなどなど。
地元の食材を使ったグルメの出店が楽しめるのが、毎年100万人もの人が訪れる秘訣かもしれませんね。
毎日ライトアップされている
川沿いの桜並木は、毎日18時~21時(場所によっては21時半)、ライトアップされています。
底冷えする夜の上に、川沿いはとても寒いので、お子さんも含め、防寒はしっかりとされた方が良いですね。
おむつ替え場所と授乳室は?
おむつ交換台は、河津桜観光交流館内の多目的トイレにのみなっています。
なお、授乳室は設けていないようですが、観光協会窓口へ申し出れば用意してもらえるようです。
しかし念のため授乳ケープなど、対策はしておいた方がイイかもしれませんね。
この河津桜の会場から車で約15分の、稲取温泉で吊るし雛のお祭りが同時期に開催されています。
つるし雛祭り
いつ行われるの?
こちらは河津さくらまつりが行われる、河津町のおとなり、東伊豆町稲取で行われます。
正式には雛の吊るし飾り祭りといい、2016年1月20日(水)~3月31日(木)まで開催されています。
つるし雛とは
江戸時代、裕福ではない一般のお家では、雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものでした。
その代わりに、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄って幸せと健康を願ったのが始まりといわれています。
その吊るし雛発祥の地こそ、稲取で、毎年圧倒的な数の吊るし雛が飾られ、今では全国からそれを目当てに訪れます。
稲取文化公園雛の館には、かわいいつるし雛が展示されています。
つるし雛はかわいいだけでなく、うさぎは病気がよくなるように、金魚は魔よけになるように、などひとつひとつに願いが込められています。
女の子だけでなく、子供の成長を願う、素敵なお祭りですので、こちらも訪れてみてはいかがでしょうか。
編集後記
濃いピンクの河津桜が並木道に沿って咲いているのは、本当にきれいで、印象深いです。
稲取のつるし雛は本当に数がすごくて、他の地域のつるし雛も展示してあったりするので、子供たちも楽しめそうです。
少し早い春の花見をし、つるし雛で子供たちの健康と幸せを願ってみてはいかがでしょうか。